私と手帳

日記

自分が使っているノートを見たときに「語りてぇー」ってなるときがある私です。

ゆたか
ゆたか

「語りたいとあなたが思うのなら、ブログに書けばいいじゃない?」

と、脳内の私が言っているので、書きたいこと書いていこうと思います。

私の欲を満たす、誰も得しない手帳の話。

手帳歴?

小学生のゆたかさん

なかよしの付録だった手帳を使おうと思うも、使わず。月野うさぎちゃんの誕生日だけ、ばっちり覚えていた。ちなみに6月30日で、ちびうさも同じだよ!

中学生&高校生のゆたかさん

中高一貫校だったので、6年間「生徒手帳」を持ち歩くも、使わず。

えらい小さい手帳で、開きづらく書きにくい。学生証を挟んでいたから、常に持ち歩きはしていたけれど手帳を使ったことは終ぞなかった。

大学生~20代後半のゆたかさん

学校でもらっていた生徒手帳もなくなり、自分で買うように。

というか、買う年もあれば買わない年もある。ロフトなどの店舗で並んでいるのを見ると「これなら使えそう」と思う瞬間があって買ってしまう。しかし、自分・家族・友達の誕生日を書くくらいで1年通して使ったことはなかった。

「なんで続かなかったんだろう?」を考える

  • 手帳を開くことが面倒。
  • 手帳は「スケジュール(予定)」を書くものという固定観念があった。
  • その固定観念から、予定が入ったときに稀に思い出す存在。
  • というか、予定は覚えているから書くまでに至らない。
  • そもそも持ち歩いてもいない。

そうこうしているうちに、買った手帳の存在を忘れる。どこに置いたかなども忘れるから、数年後にどこからか発掘されて処分する・・・という勿体なさ。

三日坊主ノートも量産

文具(ノートや筆記具など)は子どものころから好きで「良さそう」と思えばノートを買ってたし、カラフルなペンを買っては既にたくさんのペンではち切れんばかりのペンケースにぎゅうぎゅうと詰め込んでいた。

なので、そのノートとペンで日記を書こうとしたことが何度もあった。そして見事な三日坊主。本当に三日でやめている坊主(私)。1日に書いている量は多いけれど、本当に見事に三日坊主。

そんなノートが量産されては、書いてからしばらく経った時間の私に発見され「はっず!!!!」とページを破いたりノートそのものを捨てたりすること数年。

ここまで頑張って読んでくださった方の頭上には「手帳・・・歴・・・?」という吹き出しが出ている方もいるのではないだろうか。そう「歴」とかいうほど、手帳も日記も使っていないのである。

こんな三日坊主だった私の現在、ノートを1年半ほどちゃんと使っているわけで、目の前にある使い切ったノート10冊を横目に今度は「なんで続いているんだろう?」を考えてみたいと思う。

手帳というかノートが良き

現在、120ページほどあるノートを2か月で1冊使い切っている私。

なにがどうしてそうなったのか、ちょっと思い出してみよう。

「日付入り手帳」だけが手帳ではない

私がどうして手帳や日記が続かなかったのか、まず手帳は型が決まっていて窮屈に感じていた。日記は型がなさ過ぎて迷子になっていた。そして、どちらも「開く」という始めの一歩から蹴躓いていた。

30歳を超えてから「バレットジャーナル」というノート術に出会った。ものっそい綺麗なページを書いていく動画が、たまたまオススメに出てきて興味を持った・・・と同時に「そんなん作れる気がせんわ」とも思った。

調べていくうちに、バレットジャーナルはアート作品のようなページを作るのが目的ではないことを知り、既存の「日付入りの手帳」だけが手帳ではないのだと気づいた。そして私は「ノート1冊とペン1本」で始められるバレットジャーナルを始めてみることにした。

バレットジャーナルには、いくつかのルールがある。たとえば箇条書きで書く際に頭につけるマーク(バレット)を決めることは、本や動画やサイトなどで大体冒頭で解説されている。なので、なんとなくご存知の方もいるかもしれない。他に紹介されることといえば、フューチャーログ・マンスリーログ・ウィークリー(デイリー)ログ・索引ページなどだろうか。調べてみて「結構シンプルなのだな」と思ったのは、始めた当初だけだった。

三日坊主は行き詰る。手帳を開くことすら面倒だというのに、自分でフォーマットを決めて作らねばならないからだ。何度も書くカレンダー、何度も書く曜日、わからなくなる自分で決めたはずの数種のバレット・・・面倒くさがりである私は、早々に断念した。既存の手帳の型に窮屈さを感じて続かなかったというのに、今度は読んで解釈したルールに縛られているような感覚。そして「紹介されているやり方をすべて行う必要はないのではないか?」という考えに至り、そこからは「自分が面倒くさくならない程度に、色んなノート術を取り入れていこう」ということにした。

バレットジャーナル公式サイト「入門ガイド」日本語訳

バレットジャーナル公式サイト「入門ガイド」日本語訳
バレットジャーナルを始めるには、まずバレットジャーナル公式サイトの入門ガイドを読むことが一番大事です。今回、それを日本語訳しました。いつの日か...公式の日本語訳が出るまでの参考にしてください(^-^) (本サイトは、和訳掲載の許可をいただ...

自分の「好き」がわかってきた

  • A6サイズ
  • 方眼
  • リングノート
  • マステやシールを見るのも使うのも好き
  • 思っていたより私は書くことが好き
  • 黒いペンより、青や緑、茶色で書くのが好きっぽい
  • カラフルな色たち
  • ちょっと変わった感じのもの

三日坊主なりに頑張って続けていたバレットジャーナルだったが、上に書いたように断念をしてしまった。が、ルールの中のいくつかを残して「ノートに書く」ということは続けていた。「カレンダーを見返さないなら、見返しやすくしたらどうか?」「カレンダー書くのが面倒ならシールのは?無料公開してくれているのを印刷して貼るのは?」「索引ページは使わないけど、ページ数は欲しいかも」などなど、あちこち切り離したりかけ合わせたりと試行錯誤するのは楽しく思っている。そう、現在進行形で試行錯誤中なのだ。

試行錯誤する中で上記にあげたような、自分の「好き」が明確にわかるようになってきた。意外だったのは「私、書くって行為が好きなんだな」とわかったこと。頭の中で絡まった言葉の糸を、ノートに書くことで、少しずつほぐしているように感じている。SNSで見る綺麗なページは作れずとも、マステやシールで自分が好きなようにページを演出することができるのも楽しい。以前は書いているときに手に当たるリングを邪魔に思い、苦手だったリングノートが1番続けられるノートだったというのも意外だった。

何を隠そう(?)今あなたが読んでくれているこの文章もノートに書いたことをまとめているのだ。1日で書いたことでなく何日かに分けて思いついたことを書いてある。こういうときに「何ページに何について書いたか」ということがわかる索引ページが重要なのだと気づく。まぁ、作らないのですけれども(;^ω^)

「ノート・手帳に書く」ということの意識の変化

バレットジャーナルをはじめ、ノート術や手帳術に触れることで、自分が持つ「手帳に書く」ということの意識の変化があった。

  • スケジュール(先の予定)だけを書くものではない。
  • つか、何を書いたっていい。
  • 何をどう書いたって、自分がしっくりくればいい。
  • 文字を書かずに、シール貼ったっていい。
  • 毎日書く必要もない。
  • 日記は夜の時間だけでなく他の時間に書いたっていい。
  • 1行だけの日、何ページに渡って書く日、何も書かない日、オールオッケー

「書くことが意外に好きだった」ことに気づき、ノート・手帳に書くことへのハードルが下がったなと思う。続かなかった手帳や日記たちのことを思い出すと、どこか背伸びをしていたような気がする。開いて書く、という行為も毎回ジャンプしないと越えられないハードルだった。そのハードルが、軽く足を一歩出したら越えられるくらいになった。そこまでに下がるのに、何年もかかったが今も含めてその紆余曲折を楽しく思える。

ある日はページの真ん中に「ねむい」とだけ書かれていたり、ある日はアイデアなど5ページ以上書いていた。自分のノートを見て「他にこんなに恥ずかしくて面白い読み物はないな」と思う。書かない日も書く日もオールオッケーと受け止めてくれる相棒とはこれからも仲良くしていきたい。

そんなこんなで

私以外誰も得をしない手帳の話でした!A6サイズのノート合計4ページに、ふっと思いついて書いたので「これブログに書いちゃえばいいんじゃないの」と、まとめて残してみました。

私が好きな人の1人である文具ライターのやまぐちまきこさんが「毎日がもっと輝くみんなの手帳術」という本の中で

手帳は計画や管理をしながら記憶をしまっておける宝箱であり、ライブ感のある人生の相棒です。

「毎日がもっと輝くみんなの手帳術」

表紙でもサイズでも、とにかく自分のお気に入りポイントを見つけること。型にハマらず、自分に合うものを自分なりに自由に使えると、手帳ライフをより楽しめると思いますよ!

「毎日がもっと輝くみんなの手帳術」

と、仰っていました。

「ライブ感のある人生の相棒」という言葉に「うっわ!かっけぇ!!!」となって、すぐにノートに書き写した私です。

毎日がもっと輝くみんなの手帳術

日本能率協会マネジメントセンター

2022/03/29

【内容紹介】
手帳使い上級者のとっておきテクニックを、「日常使いとしての手帳」「お絵描き・日記としての手帳」「デコレーション手帳」「レシピとしての手帳」「家計簿としての手帳」「育児日記としての手帳」……
といったカテゴリー別に紹介します。
何気ない毎日をとびきりの1日に変えたい人、自分らしく、かわいい手帳使いをしたい人必読の一冊になっています。

今はノートを手帳として使っていて「自分に合うものを自分なりに自由に」使えているかなと思います。なので、めっちゃ楽しい。あ、急ですが、今使っているノートに設けているルールを少し聞いとくれ。

  1. 毎回使う日の日付を書く
  2. 左から3マスのところに縦線をひいておく
  3. ページ数の記入は、思い出したときに書けばいいよ
  4. 月の初めにカレンダーのシールを貼る
  5. 前月と次月のカレンダーを書く

この5つだけ。3番目のページ数のことは「ルールか?」と疑問に思うので、実質4つでしょうか。

2番目の「縦線をひく」っていうのは、3マス分のスペースに簡単にタイトルを書いてから、そのことについて縦線の左側に書いていく。そうすると、見返すときに何についてのことなのか、すぐにわかって良き。あとは、スケジュールを書くわけではないけれど、紙のカレンダーっていうのはないと意外と不便だったりしてマンスリーページは作ってある。以上!聞いてくれてありがとう!スッキリしたわ。

毎年、多くの新しい手帳が販売されていて「今回はどんなもんじゃい」と、メーカーのサイトを見たり実際に店舗で見比べたりします。日付入り手帳が三日坊主になってしまうけれども、うまい付き合い方がわかっていつか変わるかもしれないしなと毎年手帳の販売が活発になり出す秋ごろからそわそわしています。書店や文具店をうろちょろしちゃう。

また今日も「こういう使い方はどうだろう」と試行錯誤しながら、相棒と楽しく過ごしたいと思います。そいでは、また次回。ばいばい!

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